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bluewoody のミニエッセー・シリーズ

〜英語は旅路の彩り〜 12

  暮らしの中の「英作文」を学ぶ

 暮らしにからんだ事柄を文章にする機会を考えると、手紙や日記が思い浮かぶ。手紙が、相手への呼びかけだとすれば、日記は、もう一人の自分への語りかけだろう。

 どちらも、暮らしに即した言い回しを使うことが多い。それだけに、これを英語で表現しようとする試みは、実用的で自然な作文の稽古になるのではないだろうか。

 特に、相手にこちらのメッセージがはっきりと伝わる必要のある手紙という形式は、英作文の練習に適しているといえる。

 そこで薦めたい参考書は

  「すぐ使える 英文手紙模範文例集」(新星出版社)

                        清水雄次郎

 暮らしの場面を想定して、多くの文例を提供している。例えば、「生活全般」、「個人的商用文」などに大きく分け、それぞれの分野で、▽お祝い▽贈り物▽依頼▽おわび▽注文▽苦情▽推薦―などをテーマに、多彩な書き方を紹介している。

 文例のすべてにあたらなくても、代表的なのを試してみるだけでも面白い。そして、いざ英語にするとなると、はたと迷ってしまうことも多い。こんな時、日本語と英語のちがいを自分なりに考察する体験もでき、興趣が深い。

 この本で遊びながら英語の力がついてくることは、当然だと思われる。

 気持ちにちょっと余裕を持ちながら試みる参考書。それが、この本かもしれない。

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