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bluewoody のミニエッセー・シリーズ

〜英語は旅路の彩り〜 18
 
                
杉田さんの力 平成13年8月下旬


 NHK教育ラジオの「やさしいビジネス英語」を、6月から聴いている。話題は多彩で面白く、アメリカの「今」の断面が分かる番組だと思う。

 実は、かなり昔、何回か、この番組を聴き“始めた”記憶がある。ということは、講師の杉田さんは、それほど長く、これを続けておられるということだろう。

 今、このささやかなマガジンの発行者の立場で、この番組を眺めると、これだけの内容を毎月、欠かさずに生み出し続けることがいかに大変だろうか−と、感嘆せざるを得ない。

 ストーリー展開の妙はもちろん、要所にポイントとなる表現が挿入され、巻末には字引までついている。

 複数のスタッフの協力があるだろうことを加味してもなお、これは恐るべき営為だ。

 私は、もっぱら通勤電車の中で、録音を聴いている。英語だけでなく、日本語の語り口もきわめて美しい、杉田さんの名調子は、時に私への“子守唄”にもなる。

 しかし、この“子守唄”は、私を眠らせるだけでは、もちろんない。ゆれる列車で居眠りに陥るまで、音声、内容ともメリハリの利いた英語と日本語を、たっぷりと私のハートに注ぎ込んでくれるのだ。今日も明日も…

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